~ネックアクネラボ~ ニキ助の考察

頬のニキビ跡クレーターで悩んでいる途中から首にも化膿ニキビが散乱して苦しみました。そこから克服した20年の経験を書いていきます

首ニキビにリンデロンは使っていいの?なんかダメな気がするけど

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二キ助です!

そもそもリンデロンとは?
リンデロンは、副腎という内臓から分泌されるホルモン剤の一種で

ステロイド薬と言われる抗炎症薬です。

副腎皮質ホルモンには、炎症を抑える抗炎症作用があり
その成分を化学的に合成し生成したものが
副腎皮質ホルモン剤になります。

湿疹や皮膚炎などの疾患が生じた際、
患部に塗ることで皮膚の赤みやかゆみを
短期間で鎮めることができます。

短期間で高い効果を得られる点では、
非常に優秀な薬ではありますが、

反面、使い方を謝ると、
深刻な副作用が生じる場合があります。

リンデロンの種類にはどんなものがあるの?

リンデロンの塗り薬は、大きく分けて、次の4種類あります。


・リンデロンDP
ステロイドは、その強さを5ランクに分かれていますが、
リンデロンDPはそのうち2番目に強いⅡ群に該当します。
主に手足に使用し、顔には使いません。

・リンデロンV
リンデロンDPより1ランク低い、Ⅲ群に該当します。
お腹や首など、皮膚の薄い部分にも使用することが可能です。

・リンデロンVG
リンデロンVに、抗生物質「ゲンタマイシン」を配合したもの。
患部が化膿している場合などに使用します。  

ステロイド薬を使うと炎症を抑えるのと同時に
免疫力が落ちてしまうため、それをカバーするため
抗生物質が配合されています。

・リンデロンA

眼や耳などに使用する、特殊なステロイドです。
抗生物質「フラジオマイシン」が配合されており
眼や耳が感染したり、

炎症を起こしたりしているような場合に使われます。

またリンデロンVG軟膏はさきほどお伝えした通り
副腎皮質ホルモン剤のステロイド剤なので
もともとは体内から分泌されるものであります。

そのため、長期間に渡り継続的に
外部からホルモンが与えられることによって

副腎皮質の機能の低下を招く場合もあり
以下の重大な症状が出てきたら要注意です。

◆使用の際の注意点

ステロイド薬を使う際、やはり心配なのが副作用。
ステロイドは、もともとは体内から分泌されるため、

長期間に継続的に外部から与えることで、
副腎皮質の機能の低下を招く危険があります。

その際、どのような副作用が起きる可能性があるかを
しっかり把握し、使用の際には、必ず医師や薬剤師の指導の下、
用法を守って慎重に用いるようにしましょう。

起こりうる副作用として、次のものが挙げられます。

感染症、糖尿病、高血圧、脂質異常症
消化性潰瘍、骨粗鬆症、無菌性骨壊死、

不眠、肥満、ムーンフェイス、食欲増進、
皮膚の変化、白内障、緑内障、成長抑制、
離脱症候群、筋力低下


リンデロンを首ニキビに使うのは危険?

ステロイド薬には、炎症を抑える効果があるため、
ニキビの炎症を抑えることができます。

ニキ助も使ってきましたがやめました。

しかし、ステロイド薬ってですね、
免疫を抑える働きもあるため、
アクネ菌の数が増え、

「ステロイドニキビ」と呼ばれる
ニキビができてしまうことがあります。

また、ステロイドはあくまでも
炎症を抑える効能しかないため、
ニキビの根本的な治療にはなりません。

また、ステロイド薬には、繰り返し塗ることで
「ステロイド依存」という症状が生じる場合があります。

この症状の一つである「酒さ様皮膚炎」は
ステロイド外用剤の使用依存により、赤ら顔になり、

ステロイド外用剤を使用することで
一時的に治まりますが、使用を中止すると、

顔の赤みが再発するようになり、
次第に症状が悪化してしまうものです。

特に首は皮膚が顔と違うので
強い薬品の影響を受けやすい箇所です。
自己責任で使う場合には十分注意しましょう。


ニキ助のまとめ

リンデロンのご紹介いかがでしたでしょうか?
治療に用いられている医薬品だけに、
その使い方には十分な注意が必要です。

一見、短期間でニキビの炎症を抑えてくれる
便利なアイテムに見えますが、

副作用などのリスクを考え、
使用の際には医師の指導を仰ぎ、
慎重に用いるようにしましょうね